通常「嫌悪施設」と言われるものには、騒音や振動の発生、煙や臭気（悪臭）の恐れ、危険を感じさせる、心理的に敬遠されるものなどがあります。もちろん、これらすべてが一律に該当する訳ではなく、物件との距離や嫌悪の程度もあり、その程度や感じ方にも個人差があります。

空き巣など防犯上の問題は、地域の人にとっては心配事の１つとしてヒアリングの際に話題に出る事があります。また豪雨の際の浸水の心配や急傾斜のがけ地などが近隣にある場合も同様です。

ごみ置場の維持管理の問題や、ゴミの不法投棄など地域が抱えている問題がある場合があります。また住民運動など近隣に何らかの施設の設置計画が予定されている場合などが話題に出る事があります。

暴力団関係者であったり、住民としてのルールを守らない方などが近隣にいる場合にはヒアリングによって判明する場合があります。

マンションの場合には、壁を隔てて各住戸が近接していますから、生活サイクルや音の問題から、どんな方がお住まいになっているかが気になるところです。また、マンションを毎日管理されている管理人さんへのヒアリングも様々な情報が得られます。