ご購入予定の物件についての立地や環境面、権利関係、ご契約内容に関して買主側が負うべき負担やリスクなどについて、一般的な不動産売買契約と比較して総合的な見地から所見をご報告いたします。

不動産の売買契約に際して事前にご説明する事が義務付けら得ている「重要事項説明」は概ね「対象物件に関する事項」と「取引条件に関する事項」に関するもので、宅地建物取引業法でその内容は細かく定められています。

しかしその書面に記載されているボリュームは多く、内容も多岐に渡るため、「初見で内容を理解するのは中々難しい」とのお声を多くいただきます。そこで重要事項説明を十分にご理解いただけるように、事前説明のお時間を頂戴しております。

契約条件について買い主・売り主双方が合意したら、売買契約を締結しますが、いったんご契約を締結すると、簡単に解除することが出来なくなります。ご契約は最終的には自己責任に基づくものとなりますから、事前に契約内容を十分に確認していただける機会が必要となります。そこで、重要事項説明の事前説明と同様に、売買契約書についても、その要点や専門用語などを分かりやすく事前にさせていただいております。

ご契約時には売買契約書の他にご署名いただく書類がいくつかございます。差し出された書類の内容もよく把握しないままにご署名する事が無いように、事前にその種類や内容についてご説明いたします。

物件のご購入には、物件価格の他にも諸費用（例えば、登記費用や住宅ローン手数料・保証料、仲介手数料などが必要となります。こうした諸費用については、事前に概算にてご説明を致しておりますが、ご契約が具体的になると費用のいくつかは、概算から確定した費用となっていきます。これらの諸費用について、その項目や金額、必要な時期についても事前にお知らせ致します。

家電や自動車など多くの商品には新品であればメーカー保証などが付いています。私たちは、こうした保証等は「付いている事が当たり前。」という感覚に馴染んでいます。それでは購入する不動産にはどのような保証や保険がつくのでしょうか。

こうした保証・保険などを含めた、物件に問題が生じた時の責任の所在等の有無については、ご購入する不動産ついて個別に異なります。不動産は高額なだけに、こうした点についてはより深い理解をもってご購入に臨んでいただきたく、事前にご説明の機会を頂戴しております。

建物購入のご契約をして、お引渡しを受ける時には火災保険への加入が必須です。火災保険、家財保険、地震保険とその補償内容、保険金額等についても一定の知識を持っておくと、実際に被災した場合に役に立つだけでなく、何かあった時でも大丈夫という安心を確保する事が出来ます。ご購入物件が決まりましたら火災保険のお見積書と共に、保険に関するご説明もさせていただいております。

物件のご契約締結後以降、お引渡しまでの間には、住宅ローンの本申込みや銀行との間のローン契約の締結、お引渡し前の現地確認、新居のガス電気水道など開始手配、住所移転、引っ越しやの手配などさまざまなお手続きを短期間のうちにこなさなければなりません。

これらに加えてカーテンや家電家具などの新調も並行して手配しなければならないため、スケジュールとそれに伴う費用の発生などを事前に把握しておかなければなりません。こうしたご契約後のスケジュールについても、ご契約前に事前にご説明をさせていただきます。